便秘や肌老化を引き起こす「イライラと怒り」
最近、仕事や家事、子供や夫の世話に追われ慌しく毎日が過ぎ去って、気が付くと何かにイライラしたり何故か怒りがこみ上げて来ることがありませんか?
このイライラした感じや込み上げてくる怒りの原因は便秘から来ているかも知れません。
イライラしたり怒ったりしていると気持ちは乱れ、何かに焦っているようで落ち着かず、そのせいか調子も悪く気分は滅入って、いつまでもイライラ感が収まらない。
イライラ感や怒りは、身体を痛めつけてしまうパワーを持っていることが科学的にも証明されています。
女性にとって一番の問題は、便秘によりイライラ感が増幅して肌荒れがひどくなってしまうことです。
さらに病気にも発展しかねない便秘ですが、具体的にどのような影響がありどのように解決すればいいのか説明します。
■血液がドロドロになる
血液の状態はイライラや怒りの前後ではまったく別な状態になっています。色は暗い赤色になり、見た目に分かるほど粘り気もあり、まさにドロドロと言える状態になります。これは交感神経の働きにより怒ったりすると血圧が上昇してしまうからなんです。
< p>あまりにも怒りすぎて倒れてしまうような状態に似ています。激しく怒りすぎると動脈硬化の危険性もあるくらいです。■風邪やインフルエンザになりやすい
免疫の中でもっとも働くのが白血球です。白血球の役割の中で最も知られている働きは、体内に入ってきた細菌などの異物を食べ、身体を防御をしていることです。
この白血球をコントロールしているのが自律神経です。
怒りやイライラ感により白血球をコントロールできなくなり免疫力が低下します。これにより風邪やインフルエンザウィルスに負けてしまうのです。
■気力の低下 なにもやる気が起こらない
イライラしたり怒ったりすると、体内ではドーパミンやノルアドレナリンが放出され興奮状態になります。イライラしたり怒ったりした後は、なんだかやる気も失せて、もう面倒だと感じたりしたことありませんか?
ドーパミンやノルアドレナリンが大量に放出されると、身体の中の神経細胞は過剰に放出されたことを察知して、分泌を止めてしまうのです。そのため、怒りが収まっても、次の動作に必要なときに分泌がないため気力が湧いてこないんです。
怒りが収まった後の「もうどうでもいいや」的な感情はここからくるんです。
■腸内環境が乱れ肌荒れが治らない
イライラや怒りは交感神経が優位になります。これにより消化器官の動きが悪くなり、腸内環境が乱れます。腸内環境が乱れると腸の動きは停滞し、便が出にくい状態を作り出します。
これが便秘につながります。なんと険しい表情だけでも交感神経が優位になると言われています。
いつもニコニコしているのは無理ですが、なるべく明るく過ごすことが便秘にはいいようです。
また普段から腸内環境を整えておくことで便秘になりにくい状態にすることも大事です。
便秘によって交感神経が優位になり、さらにひどい状態を続けているとイライラ感はますます激しくなり、常に気力の低下で何事にも消極的な状態になってしまう恐れがあります。
交感神経が優位になると、血液の流れは悪くなり、活性酸素は多くなります。普段は活性酸素は新陳代謝に必要なんですが、異常に増加すると粘膜を破壊してしまうのです。
活性酸素はものすごく活発な酸素です。周りにある多くの細胞と反応します。どんな反応かというと、肌にできるニキビや吹き出物や肌荒れなどの原因になるんです。
肌荒れを改善するには、腸内環境をしっかりと整えて、便秘になりにくいようにすることが一番のポイントとなります。
毎日を健やかに過ごすことを心がけてください。イライラはストレスとも関係があります。
ストレスを軽減する生活スタイルを確立することも重要です。