肌老化の原因は腸内環境が関係していた
肌老化により、友人から老けた?なんて失礼なことを言われたり、鏡に映る自分の顔が老けて見えるようになってしまったことにお悩みではありませんか
老けて見られたり、老けて見えてしまうのは肌老化が原因。
40代を超えてしまうと、外からのスキンケアだけでは、もう肌老化の進行は食い止められません。
早い人なら10代からせっせと化粧にいそしんできた方も、20代後半まで化粧といえないくらい薄く薄くファンデーションを塗る程度の方でも、もうお分かりだと思います。
どんなに高価な化粧品を使っても肌の老化を食い止める効果はない。
化粧品でもっとも効果が実感できるのは「日焼け止め」。とにかく40歳を超えて、すっぴんじゃ外に出られないから化粧してるんだよ!って言いたくなる方もいるでしょうね。
肌老化の進行を止めるには、体の内側を重点的にケアしなければなりません。そのために腸内環境を整えれば肌老化の進行を止められる。
肌と腸は密接に関係しているので、腸内環境が乱れてしまうと、肌に悪い影響を与えてしまうのです。
ひどい便秘になって肌荒れを経験したことはありませんか?便秘は腸内環境の乱れから起きます。腸内環境を整えることが肌老化をはじめとする肌トラブルを解決します。
肌老化は腸内環境に生息している細菌が左右する
見た目が若い人や肌トラブルがない人ほど、腸内環境が整っています。見た目だけじゃなく体の内側から健康的な感じがしますよね。
もし腸内環境が乱れていると、腸内で有害な物質が生成されます。有害な物質が腸内から体内に漏れ出し一部が皮膚から排出され、肌を老化させたり肌荒れを起こします。
腸内で有害な物質を発生させないようにするには腸内環境を整えることです。腸内環境を整えると言うのは、腸内に生息している善玉菌と呼ばれる菌が、悪玉菌よりも多く生息してれば腸内環境が乱れずに済みます。
腸内にどのくらい細菌が生息しているのか
成人の腸内には細菌がどのくらいいるのかと言うと500兆から1000兆個はいると考えられています。以前は100兆個程度だと言われていましたが、研究の進歩により、今まで以上に腸内細菌が発見されてきています。
人体の細胞総数は60兆個と言われていますが、腸内細菌はその5倍以上存在しています。細菌の種類も500~1,000種と言われています。
腸内には驚くほどの細菌が棲みついていて、重さにして1.5キロ程度あります。一升瓶の日本酒よりちょっと少ないくらいの細菌が腸内に棲んでます。
1.5キロも腸内細菌があるのなら、多少減ったくらいでは、肌が老化する事もないと思うかもしれません。肝心なのは細菌のバランスになります。
腸内細菌のバランスは、善玉菌20%・悪玉菌10%・日和見菌70%と言われています。会社組織と同じで、できる社員が社内に20%いると何とか組織として成り立つのと一緒ですね?
ぐうたらな社員が増えてしまうと会社が大変なことになるのと一緒で、腸内で悪玉菌が善玉菌より増えてしまうとブラックになっていまいます。
腸内で善玉菌が減らないように、会社組織なら優秀な社員には手厚い待遇でもてなすように、善玉菌にも手厚い優遇策が必要ですよ。
善玉菌に対する優遇策は、善玉菌が棲みやすい環境を提供してあげることです。それは善玉菌が大好物の食繊繊維や乳酸菌を与えることです。
善玉菌が棲みやすいと言うことは腸内環境バランスがとてもよい状態です。肌老化の進行はゆっくりと進みます。
腸内環境バランスが乱れると肌老化がすすんでしまうのでしょうか?
腸内細菌は、主に善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3つに分類され様々な菌が存在しています。それぞれが1種類ずつ存在しているわけではありません。
いろいろな種類の菌が腸内に棲みつきます。人間も様々な人がいるように腸内細菌も多種多様の菌が存在してます。
多種多様に棲みついていることでバランスがとれ、体によい影響を与えています。体調がいいときは肌も元気で見た目年齢も若く見えます。
しかし、それぞれの菌が減ってしまうと体に悪い影響を与えます。善玉菌が減ると悪玉菌が増え悪影響をおよぼすんです。
腸内細菌のバランスが崩れると、代謝や免疫機能が低下し肌に大きな影響を与えることになります。
体質と違い腸内細菌は著しく変化をします。調子がいい時や体調がすぐれない時は腸内細菌が影響しているのです。普段から偏った食生活を続けていると、腸内細菌も偏ってしまい多様性が失われてしまいます。
これの状態が続くと、肌に悪影響を与え、気が付くと目元や口元に小じわが目立ち始めます。これが肌老化です。
実は生まれて5歳くらいまでに、腸内にどの菌がどの位棲みつくのか決まってしまうそうです。大人になっても構成は変わらないのです。
ただ、食生活によってほんの少しだけ変化しますが、この小さな変化が実はとっても重要になります。
腸内環境が絶えず小さな変化を起こすことで、様々な細菌が生息し多様性が生まれます。でも、変化をしないと細菌の種類が減ってしまい肌老化が進みます。
腸内細菌がバランスのよい状態にどうしたらいいの?
腸内細菌に多様性がなくなってしまうと、なんと!太りやすく、病気になりやすくなります。だから腸内細菌の多様性を増やすことは痩せやすくて健康的になるという事なんです。
腸内細菌の多様性を増やすには、食生活を改善することです。まず、腸内細菌が好きな食物繊維を食べることです。
食物繊維は胃や小腸で消化吸収されません。そのまま大腸まで行き腸内細菌のエサとなります。これで善玉菌が増えていけば多様性が保たれます。
ただし、食物繊維の摂り過ぎには注意して下さい。繊維質の特徴として消化されにくく水分を吸収してしまうので便秘になりやすいんです。だから食事の都度、食物繊維を摂取する必要はありません。
今までより意識して食物繊維を摂るようにしましょう。腸内で善玉菌がたくさん生息できるように整えてあげましょう。
乳酸菌も腸内細菌のバランスを整えます
食物繊維と同じように乳酸菌も腸内細菌のバランスを整えることができます。
できることなら市販のヨーグルトでもいいので、毎日食べることが理想です。最近は「乳酸菌が生きたまま腸までまで届く」と宣伝しているヨーグルトもあります。
いろいろな商品があるので、実際に食べてみて相性のいいヨーグルトを見つけて下さい。
食物繊維や乳酸菌を摂取すると、腸内にいる善玉菌が増えて悪玉菌が減ります。これで腸内環境が整い、有害な物質が生成されません。また便秘の解消にもつながり、腸内はいつもきれいで健康な状態をキープできます。
腸が健康な状態をキープできている間は、体にも肌にもいい影響を与えることになります。肌は再生力を回復して肌のターンオーバーも正常になり、老廃物が正常に排出されます。
肌本来の機能を取り戻すことができれば、肌老化は止まり、しみ・しわ・くすみ・たるみで悩むことがなくなります。肌老化で悩みたくないあなたが、腸内細菌バランスを意識して下さい。
ヨーグルトが苦手な方や、手軽に乳酸菌を補給するならサプリメントも効果は同じです。