肌荒れを治すなら「プロバイオティス」
なかなか治まらない肌荒れに悩まされていませんか？
高価なスキンケア製品で肌のお手入れをしても改善しない。それなら、腸内環境を整えることから始めて下さい。
肌と腸はとても密接な関係にあり、腸の中に悪玉菌が増え有害な物質や老廃物が溜まると毒素を吸収し肌まで運ばれてきます。これが肌荒れやニキビの原因になります。
なかなか治まらない肌荒れを解消するには、腸内の善玉菌を増やす「プロバイオティス」が効果的ですよ。
腸内環境が乱れると肌荒れだけじゃすまされない
腸内には多くの菌が生息しています。種類にして1,000種類以上、数にして2兆個と言われています。
生息している菌に理想的なバランスは善玉菌が20％、悪玉菌が10％、日和見菌が70％とされています。
善玉菌や悪玉菌の割合が意外と少ないと感じられるかもしれません。実は、一番割合の多い日和見菌は、状況に応じて善玉菌の味方をしたり悪玉菌の味方するのです。
善玉菌が20％でも、悪玉菌より多く生息しているので、日和見菌は善玉菌のサポートをします。
善玉菌は腸内でどんな活動をしているの
善玉菌の代表は乳酸菌やビフィズス菌です。これらが腸内で糖を栄養源としてビタミンを産生します。ビタミンは、健康に過ごしていくうえで欠かせない栄養素です。
善玉菌が増えると悪玉菌が減少し、便秘や下痢を防いで免疫機能が向上します。これにより体を病気やアレルギーから守ってくれるます。
悪玉菌が増えるとどうなるの
悪玉菌の代表は大腸菌やウェルシュ菌です。これらはたんぱく質を栄養として発がん物質や有害な物質を作り出し腸内を腐敗させます。
悪玉菌が増えると便秘・下痢・肌荒れ・老化を引き起こす原因になります。
悪玉菌は肌荒れをおそすだけじゃなく、心にまで影響を及ぼすといわれています。腸内環境のバランスが崩れたまま生活を送っていると精神的に不安定にあることもあります。
プロバイオティクスで腸内環境バランスを整えて肌荒れ改善
体にとって良いとされている善玉菌。悪玉菌がいなくなれば善玉菌がもっと増えて健康になるんじゃないかと思いますよね。
ところが、善玉菌は悪玉菌がいるおかげで活躍できるんです。
悪玉菌というライバルがいるから善玉菌は頑張れる。悪玉菌がいなくなると善玉菌の活動が悪くなってしまうのです。
悪玉菌とはいえ、それなりに役割があります。腸内でそれぞれが果たす役割には、善玉菌と悪玉菌が腸内で生息するためにバランスが重要になってきます。
プロバイオティクス
腸内で善玉菌を増やし優位に働かせる成分を「プロバイオティス」と「プレバイオティクス」と呼ばれています。この2つの作用が腸内環境のバランス維持に効果があります。
ビフィズス菌や乳酸菌を体内に取り入れることを「プロバイオティス」といいます。ヨーグルトや納豆などがこれにあたります。
毎日でなくとも食べている方は多いと思います。本来、これらの菌はなるべくなら毎日摂取することが理想です。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、食べても胃酸などにやられて死んでしまいます。でも、死滅した乳酸菌が腸まで届けば、腸内で生息している乳酸菌のエサになり、善玉菌がふえる環境を作り出します。
最近、見かける「生きたまま腸まで届く」というフレーズの商品も多くなりました。生きたまま腸まで届けば効果はもっとすごいのですが、そのまま腸内にとどまるわけではありません。
その多くがうんちとして排泄されてしまうのです。だから毎日腸へ届けてあげないといけないです。
プレバイオティクス
食物繊維やオリゴ糖など、善玉菌のエネルギーになる物質を取り入れることを「プレバイオティクス」といいます。乳酸菌などと違い、胃酸で分解されずに腸まで届きます。
代表的な食物繊維といえば、大豆、ナッツ類、根菜類などに多く含まれています。便秘を解消するために有効とされています。
食物繊維を多く含む食材を食べると、腸の蠕動運動が活発になり、有害な老廃物をうんちと一緒に排泄してくれます。
乳酸菌や食物繊維やオリゴ糖を一緒に摂取ることで、腸内バランスが整って腸が健康な状態を維持し続けることができます。
これで肌荒れやニキビなどの肌トラブルは改善します。
ただし、口から摂取した乳酸菌は腸内に10日から2週間程度滞在後、体外に排出されてしまうのです。
だから、毎日摂取することで腸内環境が改善され、肌荒れやニキビを治してくれたり予防してくれます。
毎日、乳酸菌を摂取するにはサプリメントで手軽に摂取すると続けられます。ぜひ、試して下さいね。
