腸内で働く乳酸菌は美肌に欠かせない
乳製品や発酵食品から摂取された乳酸菌は、腸まで届く乳酸菌と胃酸や胆汁などによって死んでしまう乳酸菌に分かれます。
乳酸菌が腸内で働くうちの一つがビタミンB1、B6、B12、ビタミンK)の生成があります。肌を美しく保つために必要なビタミンは腸で作られていたんです。
腸が正常に働くことでビタミンが生成されますが、条件として善玉菌が悪玉菌よりも多く腸内に生息していること。悪玉菌が多くなると、腸内の正常な活動は停滞しビタミンの生成も止まってしまいます。
これが肌荒れなどの肌トラブルを招く原因なんです。肌トラブルになってからスキンケア製品を変えたりしてもまったく意味の無いことなんです。
肌荒れになったら、腸内環境を見直すことが先決です。それこそが肌荒れを治す近道です。
乳酸菌は腸内環境を整える
乳酸菌を摂取すると生きて腸まで届く場合に、この乳酸菌を生菌といい、死滅して腸に届けられる場合の乳酸菌を死菌と言います。
生菌は腸内を酸性化させる働きをしてくれます。腸内が酸性化すると、悪玉菌のエネルギーとなるタンパク質を取り除いたり、悪玉菌が増えないように増殖する場所を奪い善玉菌が優位になるようにしてくれます。
この働きこそ、腸内細菌バランスを保つ働きといえます。腸内で働くのは生きた乳酸菌だけじゃないんです。死滅した乳酸菌も腸内で役割があるんです。
死滅した乳酸菌は食物繊維と同じような働きをするんです。死んでいるからと言って何もしないわけではありません。腸内で善玉菌が悪玉菌をやっつて、死滅した乳酸菌はこの悪玉菌を吸収して排出する役目を担っています。
そして死滅した乳酸菌のもう一つの仕事として、生菌の栄養分になることと免疫力をアップさせることなんです。
悪玉菌が増えると美肌が失われる
腸内の悪玉菌が善玉菌よりも多くなると、腸内環境は乱れるだけではなく肌に必要なビタミンの生成も滞り肌が荒れだしたりするんです。
悪玉菌が増えるとたくさんの毒素を発生させます。アンモニア・インドール・硫化水素など。この悪玉菌は腸内を腐敗させて体に悪影響を及ぼします。
善玉菌はこれらの毒素を発せさせない抑制効果もあるんです。悪玉菌が増えると、毒素に影響で腸の蠕動運動も鈍り便秘を引き起こします。
乳酸菌は腸内環境バランスを整えて善玉菌を増やして、健康な体を作るために腸内で活動します。この活動が肌を美しく保ってくれます。
乳酸菌はヨーグルトや発酵食品から摂取することが出来ます。