便移植 いったいどんな治療法？
便移植とはいったいどんな移植なのでしょうか？ちょっと想像してみて下さい。いわゆる”うんち”を移植すると言うことです。
健康な人の”うんち”を病を患っている方へ移植しますが、そのものをそのまま移植するわけではありません。この便移植は病気の治療方法として医療の現場では以前より取り入れられています。
病気の人の腸に健康な人の便を移植する「便移植療法＝FMT」と呼ばれる治療法です。とはいっても誰でも受けられる治療法ではありません。
この治療法自体は以前からあっりましたが、オランダの研究結果をアメリカの医学雑誌に掲載されてから注目されるようになったんです。
便移植は、抗菌剤と腸内洗浄の治療よりも効果が高く、その完全治癒率も抗菌剤と腸内洗浄治療では23.1％に対して便移植は81.3％という高さです。
便移植の手順はシンプルです。抗菌剤で腸内を除菌し、家族などから提供された便を生理食塩水で溶かし、他の処理をしてから大腸内視鏡を使って腸内に注入します。
すでに抗菌剤で綺麗になっている腸内に、移植された便の腸内細菌が入り込み、腸内環境が劇的に変化します。
この治療は潰瘍性大腸炎の患者を対象に実施されていますが、実際にこの治療表を実施している医療機関は順天堂大学や慶應義塾大学や千葉大学や滋賀医科大学などの附属病院です。
今後はさらに自己免疫疾患や糖尿病や肥満にも応用されていくかもしれません。
すぐに始められる腸内環境でスッキリ対策しませんか？
先ほど紹介した便移植は、潰瘍性大腸炎などの疾病に対する治療法で、ダイエットなどで行えるものではありません。そこで、今すぐ始められる腸内環境を整える方法を紹介します。
お腹をさする
仰向けになって、両手をお腹の上で重ねて、ゆっくり時計回りにさすります。1分程度、リラックスしながら行って下さい。
決して反時計まわりにしないで下さい。なぜなら腸が右回りだからなんです。便通が良くなるんです。ちなみに通勤電車内でお腹が痛くなったら反時計回りにさすってください。時計回りにさすると大変なことになることはわかりますよね。
お腹をさする前には、白湯を飲んで腸を温めておくといいでしょう。腸は体温より高めの37℃くらいです。腸が活発になります。
抹茶で腸壁を整える
抹茶には、ビタミンA・C・Eが豊富に含まれています。粘膜を保護するビタミンA、組織を修復するビタミンC、抗酸化力のあるビタミンEで腸壁を強くしましょう。
腸壁は栄養素や水分を消化・吸収するなど、とても大切な役割を担っています。便秘などになると、大腸から出られなくなった便は腐敗して、腸壁から吸収されて血液を通して全身に送られます。
肌あれのの原因にもなりますし、体臭もおならの臭いもきつくなります。
乳酸菌・発酵食品を摂取する
日本人が古くから親しんでいる味噌汁。実は乳酸菌が豊富な食べ物なんです。一日一杯飲むだけでも腸内細菌は増えます。
また、日本人が食べているモノの多くは発酵食品が多く、体にいいものばかりなんです。質素な和食こそ日本人が昔から食べており健康な体を手に入れる食べ物なんです。
腸の活動を活発にして腸内環境を整える
腸の活動が停滞すると、便秘になることはご存知だと思います。お腹をスッキリさせるためにお腹をさする方法を紹介しました
これも停滞している腸の活動を活発にしますが、腸内環境が整わなければ活発に活動してくれません。腸が活発になるには、腸内細菌バランスも関係します。
腸内細菌の理想的なバランスは、善玉菌が優位に立てるようになるのがベスト。善玉菌20％・悪玉菌10％・日和見菌70％です。悪玉菌の存在が善玉菌を活性化させます。
この割合でバランスが保たれて、腸はいつも活発に活動するため、便秘になりにくく肌はきれいな状態をキープできます。
40代になっても50代になっても、うらやましいほどきれいな女性がいますよね。エステに通ってお金をかけているからと僻んだみかたする方もいますが果たしてそうでしょうか
どんなにお金を掛けても、体の内側に問題があれば、あれほどきれいにはなれませんよ。年齢を重ねてもきれいな女性ほど、きれいだけじゃなく健康的です。
むしろ、体の内側がきれいであれば、何歳にあってもきれいなんです。そのために腸内環境を整えて、健康的な体になるほうがきれいにれます。
腸内環境を整えるには乳酸菌や発酵食品をお勧めしていますが、食物繊維やオリゴ糖も腸内環境を整えてくれます。そして生活習慣も見直してください
腸内環境を食品から摂取して整える事は限界があります。偏食や不規則な生活、短い睡眠時間、たばこなどもみなおしていかないと、いつまでも腸内環境は整わないです。
腸内環境を整えて、健康美人になってください。50代60代になっても若々しく見えますよ。
