断食や絶食で腸が弱くなって肌荒れがもっとひどくなる?
断食や絶食をすると腸の機能低下により、肌荒れがもっとひどくなってしまうかもしれない?
肌荒れがひどくなる原因に、ストレス、偏った食事や不規則な生活習慣で胃腸に負担がかかることで起こります。
断食や絶食は行うと弱った胃腸を一時的に休ませることになります。腸は4つの大事な役割があり、「消化吸収」「免疫」「解毒」「排泄」があります。
断食や絶食をすると「消化吸収」作業はお休みになり、その分他の活動が活発になります。蠕動運動は活発になり腸内の便が排泄され肌荒れを改善しやすい体になります。
腸内がきれいになりリセットした状態となって、腸内環境のバランスが保たれて肌荒れはおさまります。
ただし、断食はとても危険な行為なので間違った方法で行うとかえって体調を崩し肌荒れがひどくなってしまうこともあります。
何度も繰り返し断食を行うと腸の機能が低下し腸の活動が停滞し、腸内環境バランスが崩れて悪玉菌が増え肌荒れがひどくなります。
断食をしてみたいけど、どのような断食方法だったら効果的に肌荒れが治るのかをまとめました。
無理なく始められる断食を実践してキレイな肌になってください。
断食の方法 無理なく始めて肌荒れをなおそう!
本格的な断食は10日から2週間かけて行いますが、普段お仕事などをしていると10日間も断食を行うのはとても無理だし危険です。
そこで週末だけ取り組める無理のない断食、いわゆるプチ断食で腸内をきれいにして肌荒れを治しましょう。
プチ断食の準備は金曜日から
断食は週末金曜日のお昼から準備に入り土曜日と日曜日に実践しましょう。断食をいきなりはじめてはだめなんです。
断食を実施する前日から準備しないと腸に負担を掛けてることになり効果は半減。断食前日にいろいろと食べてしまうと腸の消化活動が翌日も続いてしまうからなんです
前日にたくさん食べてしまうと胃腸を休ませることができず断食の効果もほとんど無くなります。
金曜日はなるべく消化の良いもの食べてください。なるべくなら21時以前できれば20時までに夕食を済ませましょう。
断食実施中の過ごし方!水分を用意しておく
断食中は、食べることはできませんが水分はいつも以上に摂取しましょう。
なぜなら、食べ物にも水分が含まれているので自然と摂取できます。断食中は、なにも食べないので水分の摂取量が減ってしまうのです。
断食中でも腸内では蠕動運動は活発に行われています。より排便を促すために水分は多くとりましょう。基本は”水”ですが、お茶でもかまいません。
断食は土曜日と日曜日のお昼過ぎまで行い、日曜日の夕食は消化の良いものを食べて胃腸に負担を掛けないようにしましょう。
できればおかゆやスープなどの消化のよいものがいいでしょう。普段食べている食事をいきなり食べると、胃腸に負担がかかりおなかを壊してしまいますよ。
胃腸にストレスとなるようなことをしていては断食した意味がなくなり、腸内環境が乱れて肌荒れは治らなくもっとひどいことになります。
断食中に調子が悪いと感じたら中止しましょう。
断食中に肌荒れがひどくなるの?
断食中は老廃物や毒素が体内から出てくるので、一時的に肌荒れがひどくなることもありますが排出が済めば元に戻りますので安心してください。
ただ体調も気分も悪く感じるようであれば無理して続けないでくださいね。
老廃物や毒素が排出されるということは、体内の新陳代謝が活発になっているだけじゃなくデトックス効果も高まっていると言えます。
これは腸の4つの役割のうち「免疫」と「解毒」の正常に機能していると言うことです。
断食は、食べ物を断つことで胃腸の消化吸収活動が止まるため、これらの機能にかかわる臓器はお休みできます。
臓器にお休みを与えると回復したときに効率よく働いてくれます。だから断食後は腸内環境が整って体調がよくなります。
当然、肌荒れも治まってきれいな肌を手に入れることができます。
断食の目的を忘れないで!肌荒れをなおそう
断食すると一時的に体重は減りますが、今回の断食は肌荒れを治すことが優先でダイエットではありません。
この一時的な体重の減少は脂肪ではなくたんぱく質です。断食が終わった後は、しばらく消化のよい食事を続けてください。
断食中は栄養分の摂取を断つので、体内に蓄えられているエネルギーを消費します。消費するのが脂肪ならいいのですが、実は筋肉が消費されてしまうのです。
断食を続ければ続けるほど、結果として筋肉がどんどん減ります。断食が終わってから食事をするとエネルギー消費が減るため新陳代謝が落ちて脂肪が増えてしまうんです。
断食を週末ごとに続けていると、効果がなくなり腸の機能が低下したままの状態が続き、逆に肌荒れが改善しないでひどくなることもあります。
そもそも、肌荒れを治すために断食を行うのは腸を休ませて機能を回復させ腸内環境を整えることが目的です。
普段から腸内環境が整っていれば、肌荒れなどの肌トラブルは防げるんですね。
そこで、断食後も腸内環境を整えておく方法も紹介します。
肌荒れを治すために腸内環境を整えておく方法
肌荒れを治すために腸内環境を整えるのは、腸内の細菌が大きく関わっています。
腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分かれて腸内に生息し活動しています。おおよそ2:1:7の割合で生息しているのが理想です。
ところが、この割合が崩れて、悪玉菌が善玉菌よりも増えてしまうと、腸内環境が乱れ便秘や肌荒れが起きるんです。
だから腸内の善玉菌が減らないように善玉菌に栄養分を与えてあげることがポイントです。
善玉菌は食物繊維やヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌が大好なんです。
食物繊維を含んだ食事やヨーグルトの摂取を心がけていれば腸内環境バランスが保たれます。
善玉菌が多ければ免疫機能も高く体を細菌から守ってくれるんです。
これだけすごい善玉菌ですが、悪玉菌がいなくなればもっといいんじゃないかと思うかもしれませんが、もし悪玉菌がいなくなってしまったら、病気になったり風邪を引きやすくなりします。
善玉菌と悪玉菌は腸内でせめぎ合って陣取り合戦をしています。実は腸内には病原菌などの細菌も存在しています。
病気を発症しないのは腸内に生存するビフィズス菌や乳酸菌の善玉菌が悪玉菌と闘っているからです。だから悪玉菌がいなくなってしまうと、腸内環境バランスが崩れてしまいます。
また悪玉菌が善玉菌より増えてしまうと、腸内は腐敗が進み、アンモニア、インドール、フェノールといった有害な物質が発生し全身を駆け巡り肌荒れのもととなったり病気になったり悪影響を及ぼします。
腸内環境バランスが崩れないようすれば、断食絶食をしなくっても肌荒れを未然に防ぐことが出来るんです。
腸内環境バランスを崩さないようにするには、善玉菌が減らないようにすることです。
腸内の善玉菌が減らないようにするには、普段の生活習慣や食事内容を見直してください。
善玉菌が減らないようにするには、腸内を善玉菌が好む環境に変えてあげることです。
善玉菌は乳酸菌やビフィズス菌をエサにして増えていきます。乳酸菌やビフィズス菌は食べたものから得る事ができます。
だから、食べるもにも注意してください。偏った食事じゃなくなんでも食べましょう。
和食がお勧めです。それは、発酵食品が多いため乳酸菌などを摂取しやすいんです。
日本人が食べている食事内容が、世界で注目されているのは、健康志向だけじゃなく、生きていくうえで必要な栄養素を含んでいるからです。
日本人より海外の方のほうが、和食を食べているかもしれません。
なるべくバランスを考えて食事をしましょう。足りない分をサプリメントで補ってみましょう。
普段から腸内環境バランスを保てば、断食などしなくても肌荒れを防いでくれます。