腸は第二の脳!腸が動かなくなると生きてはいけない
腸の粘膜の新陳代謝周期が、ほかのどの臓器よりも短いのをご存知ですか?その理由は、腸は生命の根幹にかかわる4つの大事な活動を行っているからなんです。
その4つの働きが「消化吸収」「免疫」「解毒」「排泄」です。一つの臓器でそれぞれ大事な活動に携わっているんです。
腸の働きは命に係わる重大な活動
食べ物など栄養を取り入れえエネルギー源とし生命機能の原料になり生きています。栄養を取り入れてエネルギーに変換する作業が「消化吸収」です。
外からの侵入してきた病原菌や体内で発生した病気の元を退治したり、老化を遅らせ強い身体を作る機能が「免疫」です。
体内に侵入した病原体や毒素を排除したり無毒化するのが「解毒」です。肝臓でも解毒の機能はありますが、腸の免疫機能で防御しきれなかったものだけです。腸から吸収されなかった物質や侵入をブロックされた毒素などはすべて大便となって体の外に出されるのが「排泄」です。
腸はこれらの4つの重要な機能を働かせています。だから体が健康に保たれているのです。体が健康な状態であれば精神も安定します。これらのうち1つでも機能が停止してしまうと、生きてはいけなくなります。生まれた時から死ぬまで一生働き続けるのが腸という臓器なんです。
腸が最も活発に活動するのは夜間?眠らない臓器24時間営業
体の動きは自律神経と連動しています。昼間に活動している時は交感神経が夜間の休息時には副交感神経がそれぞれ優位に立っています。腸以外の多くの臓器は、交感神経が優位になる昼間に活動が活発化します。副交感神経が活発になると活動が抑えられていきます。
腸は副交感神経が優位になる夜間に、活動が活発になります。交感神経が活発な時も活動していますが、副交感神経が優位な時はより活発になります。24時間休みなく活動しています。
だから腸の粘膜の新陳代謝周期は短いんです。腸が活発に動いてもらうためには腸内フローラ環境を整えなければなりません。
悪玉菌の多い腸内では、腐敗物質が増え続け活動も停滞し他の臓器へも影響が出て病気を引き起こしてしまいます。善玉菌を増やしバランスの取れた腸内フローラを整備して下さい。